月に一度佐倉市立美術館でコンサートをやっている。15分前に会場に着いたらすでに席は埋まっていた。市民の間に浸透しているようだ。ロビーの半分のスペースは喫茶店になっていてそこの席はまだ空いていた。紅茶を注文してそちらの席に着いた。
コンサートが始まるとこの席はなかなか快適なことがわかった。あったかい飲み物を飲みながら音楽を鑑賞できることとテーブルが使えることである。メモをとりながら音楽を鑑賞できるので集中して聴くことができた。
「交響曲第3番」。ベートーヴェンはこの曲で自分の交響曲を完成させたのではないかと思った。完璧な交響曲である。きっちりと構成されているが、そのなかに遊びも含んでいるのに気がついた。
初めに演奏された「ヘンデルの主題による変奏曲」と終わりに演奏された「威風堂々」はいずれも表彰式などに使われる曲で親しみがあった。これをベートーヴェンが作曲していることに驚いた。
コンサートのテーマがイギリスの音楽家ということでクラシック音楽の間にビートルズの「Let It Be」とアイルランド民謡の「You Raise Me Up」が演奏された。いずれも素晴らしい曲で、特に後者はヴィオラの深い音色とピッタリあっていて感動を覚えた。
エルガーの「ヴァイオリン・ソナタ」は本コンサート一番の熱演であった。ヴィオラは単独で演奏されることのない楽器だが、今回初めてその深い音色に接することができた。
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