本日の指揮者・平林遼作曲による「神秘の存在証明」に引き続き、マーラーの「交響曲第2番」が始まった。休憩なしで2時間は演奏者にとっても、合唱団にとっても大変だったろうと思う。特に合唱の団員は初めから舞台後方に着席していて、初めと終わりの合唱の部分を除いて、姿勢を崩さないで座りっぱなしであったので。
マーラーの「交響曲第2番」は単独で演奏しても1時間半かかる。今日はオリジナルの楽譜に忠実に演奏したということで、それよりも時間がかかった。CDや他の演奏会などで聴く曲よりもテンポがゆっくりであった。
それだけに第二楽章のアンダンテ・モデラートの優雅なメロディはより優雅に、第五楽章のスケルツォはより迫力豊かに聴こえた。
最後に指揮者が言っていた言葉では、このオーケストラは4年前に結成され、その目標として本日の曲・マーラーの「復活」を演奏することにあったという。確かにこの曲はオーケストラにとって、やりがいのある曲だと思う。100人を超す合唱団、トランペットとホルンを舞台の外にも配置し、最後の楽章ではパイプオルガンも加わる。舞台の上には200人を超える楽団員が配置される。
合唱の歌詞、「私は生きるために死のう。よみがえる、そうだ、おまえはよみがえるだろう」というテーマはニーチェの永劫回帰の思想に通じる。マーラーはニーチェの愛読者であった。「交響曲第3番」ではさらに発展させ、ニーチェの「ツァラトゥストラ」の詩に曲をつけている。
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